管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

共用廊下にある蛍光灯の設置位置の設計は難しいのです





2015/6

 当マンションの共用廊下の天井には「蛍光灯」が設置されています。(どこもそうだと思いますが)



 また、エレベーターの乗り口にも電球があります。

 今回の問題は、「その設置位置」です。エレベーターホールでは、エレベーターのドアのすぐ前に、電球があります。となると。
 

 「エレベーターホールの電球が切れた。交換しないと」となった場合に、エレベーターのドアの真ん前に脚立を置いて交換作業をします。これが怖いんです。だって、エレベーターのドアが突然開いて、人が出てくる場合があるからです。万一ぶつかったら、こっちは、地面まで真っ逆さま〜即死 ってことになります。ですから、「エレベーターが今どこにいるのか?」を注意しながら、不安定な脚立の上で、一人で、電球を交換しないといけません。「単純&簡単」に見える作業ですが、実はけっこう大変なのです。

そして、
「共用廊下」。これはマンションによって設置位置はいろいろかと思うのですが、うちの場合、「各部屋の玄関ドアの真ん前」の天井に照明器具が設置されています。これは、住民にとっては、「自分の玄関前がとても明るい」ということで、鍵を鍵穴に差し込む際も便利だし、宅急便のお兄さんにハンコを押す際も見やすくていいことなんですが。管理人サイドから言うと、「廊下で、天井の蛍光灯を交換している時に、万一、そこの住民がドアを開けると、モロにドカン」ということでして。毎回、ヒヤヒヤしながら交換しています。

ただ、ある日、いいことに気が付きまして。交換する際に、脚立を置く際に、その部屋の住民に「交換します」ということをインターホンで伝えることにしました。こうすることで、不意にドアを開けることはなくなりますし、「交換しましたよ」「管理人はちゃんと仕事をしてますよ」というアピールにもなります。これで安心して交換作業ができます。ただ、昼寝している人を起こすことにもなるので、「うるせいな。そんなことくらいでインターホンを押すなよ、勝手にやればいいだろ」と怒られることもあり、難しいです。

さっきも交換をしたのですが、そこのは単身男性で、毎日会社に行ってるはずの人なので、インターホンなしで交換をしていたら、突然、ドアがあき、ドスン。危なかったです。

こういう時は、玄関ドアの部分がへこんだ構造になっているアルコープタイプの構造がうらやましいです。部屋と部屋の中間部分に電灯があるマンションも危険性がなくていいなあ。

 なんてことをいろいろ考えております。

(こういうことまで、わかる、マンション管理士っているかなあ? いねえだろなあ? 実践知識ないからなあ、彼ら)

マンションを設計する建築士の人は、管理人の作業のこととか考えてくれてるのかなあ?