管理人は超つらいよ   
マンション管理最前線

 暗くなると 

秋深し。日が短くなりました。

 もう11月です。暗くなるのが早いです。勤務を終えてマンションを出る段階で暗いです。暗くなると、「ついでだから、照明灯の点検もしようか?」と毎日、帰り際に、ちょっと軽い巡回をします。気温が下がってくると、蛍光灯が切れるのも早くなります。

 さて、暗い夜道を駅までとぼとぼと帰るわけですが、いろいろ気になることがあります。

@交通事故が増える

<自転車> 原因は「
無灯火自転車」だそうです。このサイトでも何度も言ってますが、自転車に乗る人の8割は無灯火です。私たちが子供の頃はおまわりさんに怒られたものですが、今の警察は何もしないですね。全然注意しません。黙認です。まあ、中学生がタバコ吸ってても注意しませんから、警察自体腐っています。隣県の県警では、「無灯火自転車撲滅キャンペーン」なるものをやっていて、がんばっているようですが、当県はダンマリ。警察官はごくつぶしです。仕事しろよなあ。
 今流行の折りたたみ自転車。台数がずいぶん増えました。しかし、これには販売時にライトがついていません。また、子供に人気のマウンテンバイクもほとんどライトがついていません。こうなると、利用者もそうですが、製造者・販売者の責任でもあります。「ライトのない自転車は販売してはいけない」と法律で定めて欲しいです。 
 子供を乗せたママサン自転車も無灯火が多く、事故に遭うと悲惨だそうです。子供の命なんてどうでもいいのかな? 自分の子を愛していたら、ライトをつけてください。ライトは自分が見やすいようにつけるよりも、他人・他車から見やすくするための安全自衛策なのです。子供二人乗せて(3人乗り=これ違反)、無灯火の自転車がふらふらと夜道を走っているのは恐怖です。
 
<黒ラブ> 夜に犬の散歩をさせていて交通事故に遭うケースも増えているそうです。犬を飼う家庭が激増し、散歩させる人も激増していますから、事故は増えるばかりです。「黒ラブ」というのは、「黒色のラブラドールレトリバー犬」の略だそうで、人気の犬種だそうです。
 これの困ったところは、カラスのように、全身真っ黒なため、夜道ではまったくわからないのです。見えません。先日起きた交通事故は、「黒ラブを散歩させる飼い主が、黒の上下スエットを着ていたため、車からはまったく見えず、車道に飛び出した犬とそれを追って車道にでてきた飼い主の両方をはねた」というものでした。幸いケガはたいしたことはなかったそうですが、危険です。
 最近の犬飼い主は私らから見ると気色悪いような、趣味の悪い服を犬に着せて喜んでますが、交通事故に遭わないためにも明るい色の服でも着せて散歩させてください。(服着せたほうが毛が飛び散らなくて良いそうです) もちろん飼い主自身も反射材などがついた目立つ服装をして下さい。自分から交通事故を誘発するようなことは止めて欲しいです。今、全国各地で犬猫が原因とする交通事故が頻発し、死傷者が多数発生しています。つい先日も、静岡市で「道路に飛び出してきた猫を避けようとして、幼稚園児の通学の列に車が突っ込み、死傷者30名以上」という悲惨な事故がおきています。これは飲酒運転などのドライバー側の過失ではありません。事実、このドライバーは「ごめん、ごめん」と言いながら怪我人の世話をしたそうです。ペットのために、無実のドライバーが犯罪者になってしまいました。かわいそうです。

A街灯が暗い

 前から気になっていたのですが、当地区の街灯って市内の他の町の街灯よりも暗いような気がします。
 「三丁目の夕日」に出てくるような、暗い電灯がポツポツとあるだけで、女性の一人歩きも危険です。事実、ひったくり犯罪もこの地区が県内で一〜ニ番目に多いです。「不公平じゃないか?」と思って、市役所に聞いたことがあるんですが、答えがびっくり。

 「当市では、街灯は市で設置しているのではありません。その地区の自治会が設置しており、”設置〜維持管理〜電気代の負担”、すべてが自治会によるものです」との回答。

 え??? 市とか県とかのものじゃないの? 驚きました。このため、その地区の自治会の姿勢によって、及び財政状態によって、街灯の数や明るさ、”電球が切れた際にすぐに交換できるかどうか”などが、異なってくるそうです。こんなこと初めて聞きました。おかしくないですか? 公共のものじゃないの?


2005/11


闇夜のカラスは見えません。