管理人はつらいよ   
マンション管理最前線

 CRC 5−56 



 アメリカの大リーグ、松井のヤンキース、プレーオフで負けました。でも、彼、今年はよくがんばりました。たいしたもんです。

 さて、松井の背中(背番号55)を見ていたら、5−56のことをふと思いつきました。テレビCMもやってたことがあるため、どなたでもご存知だと思いますが、「クレ CRC 5−56」という、スプレー式の潤滑剤のことです。

 我々、管理人は、難しい設備管理は専門家に任せますが、簡単なことは自分でやらされるため、このスプレーは必需品です。とはいえ、支給されないので自腹で購入してます。マンションも20年以上もたつと、いろいろ錆が出たり、ガタが出たりしますから、5−56はよく使われます。先日も、「管理人さ〜ん、部屋の鍵が回らないのよ」とSOSが来ました。5−56を鍵穴からスプレーしたら、直りました。鍵とかドアとか、5−56は活躍しています。

 ただ、このスプレーは、気になることがあります。キャップがすぐ壊れます。また、細部用にストローがついてますが、これがすぐなくします。そして使い方を誤るととんでもないことになります。たとえば、自転車のチェーンをスムーズにしようとスプレーしたものの、ブレーキ部分にもかけてしまうと、ブレーキが利かなくなります。この薬剤、ちょっとの量で効くので、しっかりふき取ったつもりでも、とりきれません。使う時は、「かけてはいけない部分」にマスキングしないとだめです。

 さて、今年の6月のこと。運転免許証の更新のために、有休をとって休んだことがあります。このとき、代務要員として、あるおばさんが来てくれたのですが・・・・
 代務の人には、事務的な難しいことは頼まないので、「適当に掃除しておいて下さい」と頼むんですが。このおばさん、玄関ホールの窓ガラスを磨く際に、ガラス用スプレーと間違えて、5−56を撒いてしまったらしいのです。というのも、次の日の朝、いつものように私がガラス磨きを始めると、いくら拭いても、油分が取れないのです。というか、拭けば拭くほど、油膜が広がってしまうのです。ガラス用スプレーを使っても、落ちません。かなり熱心に拭いても、表面に薄い膜が残り、日光にあたると虹色に光ります。5−56を吹きかけたとしか思えないのです。

 さて、どうしたもんか。玄関ホールでは、ホースで水を撒くこともできません。しょうがないので、台所用の洗剤をしみこませた雑巾で何度も拭き、水をわずかにかけながら拭き取りました。結局、元通りにするのに、2時間以上かかりました。

 ガラス用のスプレー洗剤と5−56を同じ物置に入れておいた私が悪いとはいえ、缶の表面を見ればすぐにわかるのに。間違えないでよ。この日はほんとくたびれました。


<訂正> 読者の方から指摘がありました。

 CRC556の記事なのですが、
鍵穴にはスプレーしないほうがよろしいと思います。

CRC556等のオイルをスプレーすると、鍵穴にホコリが蓄積し、故障の原因になるからです。
鍵穴専用のオイル(カバスター錠などに付属しているもの)か、鍵に鉛筆の粉(黒鉛)を擦り付けるのが良いとされています。


とのことです。私、間違えていたようですね。ご指摘ありがとうございます。今後は鉛筆を使うことにします。でも、鉛筆ないから買わないと。(また自腹か??)





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2005/10